あの男が桜に触れていた姿を思い出し、舌打ちしそうになったのを堪えた。
いけない……桜が脅えてしまうな。
お仕置きとお説教と……その先は、媚薬を抜いた後だ。
肌触りも滑りも極上に良いのに、吸い付くような綺麗な肌。
陶器のような、毛穴一つない真っ白な肌に、ゴクリと唾を飲む。
ほんとうに、桜は身体の隅々まで綺麗だね。
どこを見てもどこを触っても……興奮して、仕方がないよ……。
もちろん媚薬のせいだということもあるのだろうか、敏感な桜は俺が触れるたびに可愛い声をあげていた。
「がっ君、がっ君、ダメっ……」
ダメ、なんて、冗談?
そんな気持ち良さそうな顔して……
「大丈夫だから、ね?何も考えずに、気持ちよくなることだけに集中して」
じゃないと、いつまで経っても苦しいままだよ……?