言ったら来るつもり? そんなのやだ。 ここにいるみんなが赤星くんの到着を心待ちにしているんだ。 万が一、わたしの元になんて来たら、目立って仕方がない。 『第一審査の内容を発表します!』 司会者の声があたりに響き渡る。 まずい。 今の、電話の向こう側に…… 「コンテスト会場か」 バレた。 でも、わかんないでしょ。 これだけ大勢の中からわたしを見つけ出すなんて、無理に決まってる。