「…俺…」
蒼空は、ベッドに寝転がって天を仰いだ。
そして、目を閉じる。
蒼空は何も言わなかった。
「…野球、辞めんの?」
俺と蒼空は、相手の気持ちなんか無視した雑な人間関係を築いてきた。
逆にこんな今だからこそ、そうであるべきだと思った。
蒼空は何かを話したがっている。
遠慮して、話し出すのを待ってる場合じゃない。
「相変わらず人の心に土足でズカズカ踏み込んでくる奴だな」
「そうしてほしいんだろ」
「……ご名答」
蒼空は身体を起こして俺に向き直った。
そして言った。
「野球を辞めるつもりはない」
意味が分からなかった。
「……じゃあ、この部屋やリビングは何なんだよ」
蒼空は、ベッドに寝転がって天を仰いだ。
そして、目を閉じる。
蒼空は何も言わなかった。
「…野球、辞めんの?」
俺と蒼空は、相手の気持ちなんか無視した雑な人間関係を築いてきた。
逆にこんな今だからこそ、そうであるべきだと思った。
蒼空は何かを話したがっている。
遠慮して、話し出すのを待ってる場合じゃない。
「相変わらず人の心に土足でズカズカ踏み込んでくる奴だな」
「そうしてほしいんだろ」
「……ご名答」
蒼空は身体を起こして俺に向き直った。
そして言った。
「野球を辞めるつもりはない」
意味が分からなかった。
「……じゃあ、この部屋やリビングは何なんだよ」



