ずっと雨が降っている。



まだ開店時間前の店の外で空を見上げる。



「あいつは雨男じゃなかったはずだけどな。」

あいつは今頃挙式の披露宴の最中だろうか。
今日は一日雨だから外でのライスシャワーは行わないだろう。

雨も強く振り出してきた。そろそろ開店準備をしなければいけない。
そう思いながらも私は、冷えた体も濡れた髪もそのままにそこから暫く空を見上げていた。