◇ ◇ ◇
今日はカミラさんがお友達と出かけていて不在なので、アルマ薬店の留守を任されている。
「すみませーん」
「はい。どうしましたか?」
「咳止めのお薬をいただけるかしら?」
「咳止め薬ですね。少々お待ちください!」
元気よく返事をすると、私は薬棚の前に立ち目的の薬を探す。上から二段目の棚に置かれているのを発見し、背が届かないので踏み台に乗ってそれを取った。計量スプーンで量を量り、手早く分包してゆく。
「お待たせしました。咳止め薬です。一回分ずつに分けてあるので、朝晩の一日二回、お湯に溶かして飲んでくだしゃい」
「ええ、ありがとう。エリーちゃん」
一人前の薬師っぽく、格好よく決めていたのに肝心な所で舌を噛んだ。
突っ込まないでくれてありがとう!
その後も何人かお客さんの対応をすると、あっという間に閉店の時間近くなった。遅いなあと思っていると、カミラさんが戻ってくる。
今日はカミラさんがお友達と出かけていて不在なので、アルマ薬店の留守を任されている。
「すみませーん」
「はい。どうしましたか?」
「咳止めのお薬をいただけるかしら?」
「咳止め薬ですね。少々お待ちください!」
元気よく返事をすると、私は薬棚の前に立ち目的の薬を探す。上から二段目の棚に置かれているのを発見し、背が届かないので踏み台に乗ってそれを取った。計量スプーンで量を量り、手早く分包してゆく。
「お待たせしました。咳止め薬です。一回分ずつに分けてあるので、朝晩の一日二回、お湯に溶かして飲んでくだしゃい」
「ええ、ありがとう。エリーちゃん」
一人前の薬師っぽく、格好よく決めていたのに肝心な所で舌を噛んだ。
突っ込まないでくれてありがとう!
その後も何人かお客さんの対応をすると、あっという間に閉店の時間近くなった。遅いなあと思っていると、カミラさんが戻ってくる。



