絶体絶命の聖女候補、幼女薬師になってもふもふと聖騎士団をお助けします!

 ここへ来たときのようにザグリーンの背中に飛び乗ると、ザグリーンはバサリと翼を羽ばたかせた。

 サン達は、湖の中央部、小さな島のような場所に集まっていた。
 ザグリーンが降り立つと、ほとんど立つ場所もないほど小さな小島だ。

[あれ、そうじゃないかな?]

 サンは湖岸の近く、水面に浮いたものを指さす。

「エリー。落ちるなよ」

 それを取ろうと片手を伸ばそうとした私の反対側の手を、イラリオさんがぎゅっと握りしめた。

「うん、ありがとう。もうちょっとで届く……、よしっ」