(イリスは……)
イリスが置いてきぼりになっていないかと振り返ると、何事もなかったように付いてきていた。さすが、聖獣なだけある。
時間にすると十分程度だろうか。
勢いよく走っていたザグリーンが切り立った崖の上に上り、立ち止まる。
[ほら、水がせき止められているでしょ? あれのせいで水が濁っているの]
サンが悲しげに呟く。
一方の私は、そこから見下ろした景色に息を呑んだ。
「これって……」
崖の上からは、眼下に川が見えた。先ほどサンと出会った、あの川だ。そして、その川を塞ぐように木や土砂が積み重なっている。川沿いの山肌が茶色になっているので、あそこが崩れ落ちたのだろう。
(間違いない。土砂崩れだわ)
すぐに、ずっと続いていた大雨の影響で山肌が崩れ落ちたのだろうと予想がついた。その土砂の下流側は水が少なく、上流側は湖のように水が溜まっている。その溜まった水は、今にもあふれ出しそうなほどになっていた。
イリスが置いてきぼりになっていないかと振り返ると、何事もなかったように付いてきていた。さすが、聖獣なだけある。
時間にすると十分程度だろうか。
勢いよく走っていたザグリーンが切り立った崖の上に上り、立ち止まる。
[ほら、水がせき止められているでしょ? あれのせいで水が濁っているの]
サンが悲しげに呟く。
一方の私は、そこから見下ろした景色に息を呑んだ。
「これって……」
崖の上からは、眼下に川が見えた。先ほどサンと出会った、あの川だ。そして、その川を塞ぐように木や土砂が積み重なっている。川沿いの山肌が茶色になっているので、あそこが崩れ落ちたのだろう。
(間違いない。土砂崩れだわ)
すぐに、ずっと続いていた大雨の影響で山肌が崩れ落ちたのだろうと予想がついた。その土砂の下流側は水が少なく、上流側は湖のように水が溜まっている。その溜まった水は、今にもあふれ出しそうなほどになっていた。



