私の横に来たザグリーンが少し体を屈める。これはもしかして、ザグリーンの背中に乗れって言っている?
「え、いいの?」
「仕方があるまい」
「わあ、ありがとう! リーン、大好き」
私は思わずザグリーンの首に抱きつく。ザグリーンはやれやれとでも言いたげに、もう一度ため息をつく。
呆れているような反応を示す割には私のわがままに付き合ってくれるのだから、ザグリーンはとっても優しい聖獣だと思う。
背中に乗ると、ザグリーンは折り曲げていた後ろ足をすっくと立てる。ふわっと体が揺れて目線が上がり、景色が変わった。
「しっかりと掴まれ。落ちるなよ」
「うん」
ザグリーンの首にぎゅっとしがみつく。すると、それに合わせるようにザグリーンがスピードを上げて走り出した。
(わわっ、すごいスピード。だけど、楽しい!)
イラリオさんに馬に乗せてもらったときと感覚と似ているけれど、馬よりもずっと速い。
吹き抜ける風が髪を靡かせる。ガーネとベラは風の精霊だけあって、楽しそうに周囲を舞う。ふたりで、元気のないサンの手を引いてあげていた。
「え、いいの?」
「仕方があるまい」
「わあ、ありがとう! リーン、大好き」
私は思わずザグリーンの首に抱きつく。ザグリーンはやれやれとでも言いたげに、もう一度ため息をつく。
呆れているような反応を示す割には私のわがままに付き合ってくれるのだから、ザグリーンはとっても優しい聖獣だと思う。
背中に乗ると、ザグリーンは折り曲げていた後ろ足をすっくと立てる。ふわっと体が揺れて目線が上がり、景色が変わった。
「しっかりと掴まれ。落ちるなよ」
「うん」
ザグリーンの首にぎゅっとしがみつく。すると、それに合わせるようにザグリーンがスピードを上げて走り出した。
(わわっ、すごいスピード。だけど、楽しい!)
イラリオさんに馬に乗せてもらったときと感覚と似ているけれど、馬よりもずっと速い。
吹き抜ける風が髪を靡かせる。ガーネとベラは風の精霊だけあって、楽しそうに周囲を舞う。ふたりで、元気のないサンの手を引いてあげていた。



