絶体絶命の聖女候補、幼女薬師になってもふもふと聖騎士団をお助けします!

 そうと決まれば善は急げ。

「じゃあ、サンはその場所まで案内してくれる?」
[うん、わかったわ]

 私達は早速サンの後ろを追いかけようとする。そのとき背後から「待て」と声がした。振り向くと、ザグリーンがこちらを見つめている。

「既に足が疲れたと言っているのに、どうやって行くつもりだ? 途中で歩けなくなるのが関の山だ」

 痛いところを突かれて私はぐっと言葉に詰まる。確かに、足はだいぶ疲れてきている。推定六歳児、以外と体力がないのだ。

「でも、放っておけないもん」

 私が口を尖らせると、ザグリーンははあっとため息をつく。

「今のお前では辿り着けない」
「じゃあ、サンを見捨てろってこと?」

 私が尋ねると、ザグリーンは小さく首を横に振った。

「乗れ」