「見て! ふわふわもふもふ! 気持ちいいー」

 体全体のブラッシングを終えた私は、ザグリーンの大きな体に顔を埋める。背中に生えた翼の部分だけはどうすればいいのかわからなかったので何もしていないけれど、ここは何もしなくても艶々だからいいだろう。
 さっきももふもふだったけど、まるで綿毛のようにふわふわになった。
 このまま眠ってしまいたいほどの心地よさ!

「じゃあ、次はイリスをするよ」

 イリスは何も言わず、ずいっと私の目の前に陣取る。
 私はイリスも入念にブラッシングしてあげて、癒やしのもふもふタイムを満喫したのだった。