年上なのに、翻弄されて

家に帰って,ジーパン·白いパーカーに,温かそうな上着を羽織ったコーデに着替えた。

鏡の前でくるっと回って,髪が崩れていることに気づいた私は,少し悩むと,ハーフアップにする。

そして,久しく開けていなかった靴入れから白いスニーカーを取り出してはいた。

蓮の家の前に来ると,すごく緊張する。

1回目の時と違って家にあがるのだと思うとことさら。

-ガチャ

おろおろしているとドアが開いて,開けた蓮と目があった。

蓮も若干驚いていたけど,直ぐにふっと表情を和らげる。



「どうしたの呉羽。入っておいで?」

「……どうして分かったの?」

「なんとなく。いるような気がして開けてみたら本当にいるからびっくりした」



何それ……なんか,ずるい。



「お邪魔しま~……わぁっ」

蓮に促されるまま部屋にあがると,食欲をそそるにおいがした。