年上なのに、翻弄されて

「たまには歩いていこうよ。私,蓮と登下校するようになってからすっごい体力増えたんだから」

「僕は呉羽がしたいようにしてくれれば良いけど,呉羽何か隠してるよね?」

「え!? そんなわけないじゃん……ほらっ早く行くよ!」

「ふふっ。やっぱり走るの? まぁいっか」



悔しい。

蓮に隠し事1つ出来ないなんて……

もうこうなったら絶対喜んで貰えるように頑張るんだから!

決意を新たにした私だった。