♧♡四季島家のメイドさん♤♢

『もう少し花火が見たかったらしくて』

…って、そんなわけねーじゃん。


告白する前に一方的にフラれた相手と、どのツラ下げていっしょに花火を眺めるっていうんだよ。



夏兄と別れ、階段を駆け上がると、屋上へのドアを開いた。


グラウンドよりも、手が届きそうなくらいに間近に見える花火。

その花火の光に照らされて、フェンスのところでうずくまる小さな影があった。