そしてその頃、あかりもあかりで、総一郎が帰宅してしまった寂しさに暮れていた。 本当の本当に、お世話し甲斐のある子だった。彼の年齢は分からないが、多分年下だと予想したあかりは大正解である。 人一人分いなくなった部屋はやはり寂しい。 けれど、久しぶりのお世話は楽しかった。寂しいがあかりの心は満たされている。またそーいちろー君にあったらご飯に誘おうとあかりはにんまりした。 ***