「……天王院 流星(テンノウイン リュウセイ)」
て、てんのういんっ!?!?
なんだか凄いお名前だっ!!
黒板に自分の名前を書いていく天王院さんの字が綺麗すぎて、拍手したくなる。
はいここで、みんなはお気づきだろうか。
実は、いつもならお決まりの、女子からの黄色い悲鳴が教室中に響くという、お決まりがあるのだが、今はそれがないのである。
さて、それはなぜだろうか。
答えは簡単。
完全に悩殺されているからである。
口をガン開きにしたまま固まっている者、なぜか録音機を持ってきて天王院さんの声を録音している者、ひたすら机に顔をぶつけている者、滝のような涙を流して神に感謝の意を捧げている者など……他にも様々な女の子達がいたけど、……フッフッフッ。
私には通用しない!
なぜなら私は毎日✧︎星音(セイン)様✧︎を眺めていたのだから!
セイン様……星の音と書いてセインと読む。
私の大好きな本の王子さまのお名前だ。
この王子、星の王子さまなの。
だから私は、今物凄く感動している。
だってだってっ……天王院さん、星音様に似ているだけじゃなくて、名前に"星"がついてる!!
流星……流れ星って書いてリュウセイ!
かっこよすぎます……。


