「ビビった。何してんだよ、結愛w」
「!……怒らないんですか……?」
迷惑をかけてしまって……怒らせてしまったのではないかと内心ヒヤヒヤしている。
私がおずおずと尋ねてみると、天王院さんは小首を傾げて。
「……? 結愛が大丈夫なら、それでいい」
「!!」
そんなに……優しすぎだ。
こんなの……惚れてしまいそうだ。
「あなたは私の兵士ですか……?」
「いや、どちらかというと王子がいい」
っ……///
その言葉に少し戸惑って、何故か頬が熱くなる。
優しく微笑むその笑顔を見ると、心臓が騒がしくなる。
これは……恋だと思ってもいいの……?
「……あの、どうして今日……告白を取り消してって言ったんですか」
ずっと、気がかりだった。
なんで急にそんなこと言ったのか。
今はね、もう信じられるの。天王院さんのこと。
良い人だって。
だから……どうしてか分からなかった。
天王院さんは少しの間黙ってしまっていたけど、意を決したように私の目を見つめて、口を開いた。
「結愛にとって、迷惑だと思った」
「……え?」
その答えは、あまりにもシンプルで、でも意味はわからなくて。
私にとって、迷惑……?
「初日、驚かせちゃったし……部屋まで迎えに来たりして、気持ち悪がられたと思った」


