「昨日の告白、取り消しといて」
「……え?」
取り、消し……?
それはあまりにも突然で、でも、その言葉を、私はすんなり受け入れられた。
だって、分かってたことだもん。
結局……天王院さんも私なんて好きじゃない。
天王院さんは、私の王子様じゃなかった。
「……はいっ、分かりましたっ!」
なるべく笑顔でそう言った。
ちゃんと、笑えてるよね……?
こんなに胸が苦しいのは、きっと私が、ほんの少しでも天王院さんを信じていたから。
でも……なんだろう、このモヤモヤする気持ち……。
私は天王院さんに、懐かしさを感じてる。
なんでだろう……?
なんでもいいけど、とにかく告白は取り消しされたから、私は自由の身!
いつも通りの生活に戻れるっ〜!
嬉しいぃ〜……う、れし……い、よね……?
うん、嬉しい。
自問自答を繰り返していたら、先生が教室に入ってきた。
今日もまた、学校の始まり。


