流れ星の王子さま。〜突然告白してきた王子は私への溺愛が止まりません♡〜


ふと天王院さんの方に目をやると、天王院さんはもうクラスに馴染んでいて、男女問わず仲良くなっていた。


天王院さんの周りにはたくさんの目立つ人達がいて、私なんか空気以下。


透明人間になった気分だ。




「天王院くん〜♡ その髪色めっちゃ綺麗〜」


「金髪とか珍し〜♪ ちょっと触ってみてもいーい?♡」




そう言って天王院さんの頭を触ろうとしている女の子達。


……ほら、所詮天王院さんも男の子なんだ。


女たらしで、人気者なんだ。


私には本当は気がないに違いない。


なぜか胸がチクリと痛んだその時。




「触んな」




パチンッ―――


痛々しい音が響く。


天王院さんが、女の子の手を振り払ったの。


私に向けてくれる顔じゃなかった。


冷たい、見下すような鋭い目。


恐怖で怯んでしまった女の子が、その場にへたり込む。


……天王院さん?


私は何が起こったのか理解できなくて、ただただ天王院さんを見つめることしかできない。




「天王院ちょっとやりすぎ……」


「もしかして女嫌いー?」


「いや、昨日姫宮に告白してたろ?w」




男子がそんなことを言う中、私は頭の中で考える。


なんで私には優しいのに、他の女の子には冷たいんだろう……。