幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!

……じゃあ、なんで?

本当に親切心だったとか?



「美羽ちゃんー? どうしたのー?」



階段の上から春馬くんの声が降ってくる。


いけない。

階段の真ん中で考えごとをしていた。

唯斗くんの発言については忘れよう。

うん、そうしよう。



「なんでもないーっ」



私は先ほどとは違うスピードで階段を駆け上った。