幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!

駐車場から歩いて1分。

新しい家の玄関が見えた。


大きな玄関の扉。

シンプルな外装。

どこにでもあるような一軒家だけど、表札はない。


……まあ、表札あったら、どこに住んでいるか世間に知られてしまうかもしれない。

それは危ないから、あえて表札はつけなかったんだろう。


っていうか。

これから私たちって、一軒家に住むの⁉

私、普通のアパートとかマンションに住むのかと思っていたよ⁉

一軒家って言っても、これって貸家とかじゃないでしょ?

家って建てるとローンを組まなきゃいけないくらい高いものなんじゃないの⁉


現実を目の当たりにした私は、驚いて声も出せなかった。


……水樹兄弟、凄すぎる。

2人のために、こんな立派な家を与えるなんて。

確かに売れっ子アイドルではあるけれど。

家を建たせてしまうくらい収入があるとは思わなかった。

……なんせ、私は芸能界に詳しくないのでね。