幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!

「メッセージ、返信しようと思ったんだよ?」

「うん」



そう。

最初にメッセージを返信しようと思いましたアピール。


そして次に。



「だけど、急な睡魔には勝てなくて、返信している途中に寝ちゃったの」



うん。

あながち間違ってはいないからな。

私が寝てしまっていたのは、みんな分かっているし。



「だから、ごめんね?」



最後に申し訳なさそうな顔で謝る。


完璧だ。

完璧すぎる言い訳。

これで水樹兄弟は納得するだろう。

って、ことで距離が近すぎるので離れて。



「……そうだったんだね」

「う、うん」



その瞬間。