幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!

「……察しろよ」

「なにが」

「俺が委員を代わった理由」

「……良い顔したかっただけでしょ?」



うん。

そう思う。

唯斗くんは、自分にメリットのないことは絶対やらない主義だもんね。

だから、『代理、頼むよー』とか嘆いているクラスメイトに『俺がやるよ』って笑顔で引き受けたんでしょ。

そしたら、好感度アップにも繋がるし。


……と、唯斗くんに説明をしてあげた。

説明をしたら、『バカか』と、頭を叩かれた。


痛い。

アイドルが人の頭を叩いていいんですか。

……一般市民でも人の頭は叩いちゃダメなのに。



「じゃあ、なんで引き受けたの」



叩かれた頭を押さえつつ、隣を歩く唯斗くんに視線を向ける。