幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!

どこに行くのかと思ったら、案内された場所は体育館倉庫だった。



「ここなら体育館の様子も見えると思う。それに、倉庫にあるボールとかの準備を終えたら、滅多に人は来ないから」



そう言うと南條くんは、バスケットボールが大量に入っているカゴを倉庫から運び出した。

モップとか雑巾とか。

練習に使いそうなものをすべて、倉庫から出してくれた。


少し広くなったと感じる倉庫。

確かにここからなら、こっそり唯斗くんの様子を見ることが出来そう……。

それに、南條くんが部活で使うものを全部運び出してくれたから、誰かが倉庫に入ってくることもなさそうだし……。

南條くんに感謝だ。



「南條くん、ありがとう!」

「このくらいなんてことないよ。それに、朝練の準備をするのは俺の日課でもあるからね」



え、えらい……。

誰よりも早く来て練習をすることも凄いことなのに。

みんなが練習を始めやすいように準備をすることも凄いと思う。

尊敬するレベルだ……。