幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!

屋上。

琴音ちゃんはカメラを構えて、何枚か写真を撮ってくれる。

だけど、レンズを見ては首を横に振った。


なにかが違う。

琴音ちゃんはそう呟いた。



「休憩しよ」



琴音ちゃんはカメラを床に置いて、その場に腰を下ろす。

私も琴音ちゃんの隣に座る。

琴音ちゃんは『なにかが違う』と言っていた写真を私に見せてくれた。


カメラの小さな画面に映る私。

笑顔だって作れているし、日光の当たり方も丁度いいと思う。

この写真のなにが悪いんだろう。

そもそもの素材が悪いとか⁉


私は不安気に琴音ちゃんを見つめた。



「美羽は可愛いから、書類審査は通過すると思う」

「……うん」

「だけど、今の美羽は輝いていない」

「え……」



輝いていない?

琴音ちゃんの言葉が胸に刺さった。

輝いていない、ってどういう意味……?