幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!

今日の昼休みも琴音ちゃんとコソコソ話す。

それはもちろん、オーディションについて。



「よく聞いて。まず最終オーディションに残るためには、第一次選考の書類審査と、第二次審査の歌とダンスの審査を通らなければならない」

「うん」

「最終審査の内容までは分からなかったけど……」



琴音ちゃんはハードトレーニングをしている私の代わりに、沢山の情報を持ってきてくれる。

嬉しい話だ。

琴音ちゃんのためにも書類審査に通らなければ……。



「ってことで、美羽。書類審査の写真、撮りに行くわよ」

「ええっ⁉ 今から⁉」

「そうよ」



琴音ちゃんはカメラを持って椅子から立ち上がった。

そのカメラって、一眼レフ……だよね?

なんで持っているの。

写真撮ることも趣味だったの?


私は強引に連れられて教室を出た。