幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!

“アイドルへの道を駆け抜けませんか⁉

ベルプリュームのコンサートで初デビュー!“



「どう? 良い話じゃない?」

「もしかして、琴音ちゃん……。私にアイドルになれ、と?」

「そうだけど?」



当たり前じゃない。

と、いうように首をかしげる琴音ちゃん。


私が、あ、あいどる?

そんなの……。



「無謀すぎるよぉ」

「そんなことないでしょ。美羽ならいける」



なにを根拠に、そんな自信が湧いてくるんだか……。


琴音ちゃんは冷めてしまったココアを一気飲みした。


……私がアイドルなんて無理だよ。

可愛くないし、歌だってカラオケで歌うレベルだし。

ダンスだって暇なときにリズムに乗っているだけだもん。

人前で歌ったり踊ったりできるわけじゃない。