幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!

「有村さんおはよー!」

「美羽、今日はいつもより登校するの早いね」



教室に入ると、山下さんグループと琴音ちゃんが挨拶をしてくれる。

笑顔で迎え入れてくれるから、私もつい笑顔になる。



「おはよー。今日はいろいろあって」

「えっ、なにそれ! 聞きたいんだけど!」



私の言葉にテンションが高くなる山下さんグループ。

琴音ちゃんも楽しそうに頷いていた。


……早朝練習のこと、言ってもいいのかな?

それと。

南條くんと付き合うってなったことも……。



「なにー? 話せない内容なの?」

「いやっ! そういうわけじゃないよ⁉」

「じゃあ、話してよーっ」



聞きたいと騒ぎ始める山下さんたちに負けて私は、一連の流れを離すことにした。

昨日、南條くんからメッセージで体育祭に向けての早朝練習に誘われたこと。

実際に早朝練習をしたこと。


それと。

……付き合うことになったこと。



「えっ! やったじゃん!」

「おめでとー!」

「惚気話、聞かせてね⁉」