お母さんはサプライズのつもりで、最初から最後までぼかした手紙にしたに違いない。
いくら小さい頃の話とはいえ、それほど私は蒼に懐いていたから。
事故の話なんてわざわざしたりしないし、そのあとも何の問題もなかったから、まさか私が蒼の事だけすっぽり忘れてるなんて思いもしなかったことだろう。
まだ幼かったし、蒼の話をしなくなったのも、悲しみから立ち直れてないとでも思われたのかもしれない。
「蒼……」
目の前が白んでいく。
目が、覚める。
いくら小さい頃の話とはいえ、それほど私は蒼に懐いていたから。
事故の話なんてわざわざしたりしないし、そのあとも何の問題もなかったから、まさか私が蒼の事だけすっぽり忘れてるなんて思いもしなかったことだろう。
まだ幼かったし、蒼の話をしなくなったのも、悲しみから立ち直れてないとでも思われたのかもしれない。
「蒼……」
目の前が白んでいく。
目が、覚める。



