キャラメル頭の君と、1ヶ月の同居ラブ。

ピンポーン♪            
                  
                
「ギッギリギリ間に合ったぁ-!!」    
                    
                   
片付けが及第点まで終わった頃、軽やかな音がなる。               
                    
                   
お母さん! お母さんがいれていいと思うなら、急に襲って来るような人じゃないんだよね? 話の通じる人だよね? 信じるからねっお母さん!          
  
                    
ガチャリ……バタン。            
                   
                  
え……!? どゆこと?          
                   

家の前で、インターフォン押していたのは、学校で別れたばかりの山中くんだった。   
                   
                 
お母さんの手紙を思い出す。       
                  
                 
お母さん……確かお父さんの友達は、戻ってきたって言ってたよね。          
                    
                   
ってことはその息子は、引っ越してきて、そのまま置いていかれたってこと? うわー。