翌日の学校にて……

「やっと上手くいったみたいだね。私フラれちゃってとっととくっつくかと思ったのになんか拗れてるみたいだったし。悔しいから何も言わなかったけど」


「え? なんで分かるんですか。」   
      

梨奈さんと友達になりたいけど、タイミングが分からなくて困っていたから、梨奈さんから話しかけられるなんて驚いた。  
                

「あんた達雰囲気が変わりすぎなの!! 同じタイミングで暗くなったかと思えば、突然2人とも幸せそうな顔で教室に来て……もうクラス中が気付いてるし、その人たちが噂して蒼くんのこと好きな人に知らない人はいない!って感じ」


確かに席となりだから、余計気まずく思ってたところはある。


でも……


そんな……私ただでさえ律しか友達いないのに。