「ん?ここは」

「成海、大丈夫か??」

「あれ?琉貴くん泣いてる?」

琉貴の頬には泣いたあとが

「あくびしたからじゃね??」

そっぽを向く琉貴くんなんか冷たいな

「それなら良かった」

制服に着替えて私は家に帰る

「ありがとう琉貴くんここ家なの」

「きれーな家だな」

と微笑むと、じゃ、と歩き出す

なんだか、その背中は寂しくて

「琉貴くん!ありがとう!おやすみ!!」

というと一瞬目を見開くが顔をクシャッとさせて

「おう!!」

と手を挙げて帰る