突然何を言い出すかと思えば……



「お前も俺への評判知ってるだろ? なのに何で俺なんだよ。少なくともあいつはそんなタイプの女じゃない」



イケメン2人といるには、不思議な平凡なヤツ。



それが俺のことを知っている奴らの、俺への評価。



「全く。それ大分古いぞ楓。 人の評判ってのはなぁ。日々、変わるもんなんだよ。なぁいっちゃん」



「んぁ? あぁ」



一樹まで……



ホラなと言わんばかりの顔で、箸を俺の顔の前でぐるぐるとまわす光にイラつきながら、じゃあ今の俺の評判がどんなだか言ってみろよ

と、若干やさぐれていると

光は、そんな気持ちを知ってか知らずか、確か隣のクラスだったと思われる女子を1人同じ席へと呼ぶ。