「してない。あの子含めてアイツら自分可愛いからそんなことしてこないよ」

夏希
「あの幼なじみ、どうなんだ?」

竜のことか……。


「総長なのに私を助けなかったもん。どうせ竜も私を信じてない」

こないだ信じてるって言おうとしてたのもなにかの間違いだ。

もう、竜とは前の関係に戻れないから。

聖七
「あの女には気をつけろよ!?」

聖七、よっぽどのことされたのかな……。


「ほんとに私を姫にしたいんなら、他の族と違うんなら、」

私はそう言って、夏希の目の前に立った。