!?

振り向くと、制服がはだけた竜がいた。

急いだのかな……?

って、無視だ無視!

そう思った時、後ろから誰かに包まれた。

あ……この香り。

夏希
「翠、はよ。学校行くよ」


「な、夏希!って、離してよ!」

慌てて離れると、おかしかったのかクスクス笑う夏希。

わ、笑うなこの野郎……!

夏希
「極楽鳥花の総長、俺は翠を姫にするから」

私の手を握って竜にそう言う夏希。

っ……。