月下美人

しばらくすると公園が見えてきて、そこは昴に振られて夏希と遠回りした公園だった。


「……なんか、最近のことなのに懐かしく感じるなぁ」

ベンチに腰をかけてそう言った。


「最初は族はみんな一緒だと思ってて関わる気なんかなくて、これからも普通の女の子としているつもりでいた」

夏希
「俺も月下美人探せれないまま極楽鳥花と交戦することになってた」

でも……。

そんなとき、夏希に出会った。


「夏希に出会わなかったら月下美人と関わってないし竜と向き合おうともしなかった。愛生と苺と彩葉に隠し事したままだった」

昴に本当の告白も出来ずにいた。


「夏希たちに会って変わった。逃げてきたことに向き合うのは怖かったし信じるのも怖かったけど……結果こうなってよかった」