それから私は事ある事に碧を避けた。

話しかけられそうになったら席を外したり、休み時間も翠や彩葉、苺や陽菜に協力してもらっていないことにしてもらったり。

避け続けて、3日目。


「はぁ〜……つらい」

碧不足で死んでしまいそう……。

彩葉
「なーにがつらいよ。逃げ弱虫」

バシッと私に教科書を叩きつけた彩葉。

いてて……。

陽菜
「そーだよ。さすがに碧可哀想」


「明らかに愛生に用があるのに」

うぅ……っ。


「だ、だって……振られる準備してないっ」