▷▷苺side

怜央くんには、ずっとずっと待たせちゃってる。

自信がつくまで待っててほしいと言った。

それからその話題に触れることはなくて……。

もしかしたらもう、冷められたかな……?

陽菜
「苺……?大丈夫?」

我に返ると休み時間で。

陽菜
「彩葉と愛生と翠ならもう隣のクラス行っちゃったよ?」

隣のクラス……怜央くん。


「い、行かない……」

陽菜
「……じゃーふたりでここにいよ!陽菜でよかったらお話きくよ?」