瑠架
「え……」

あんまり瑠架を恋愛対象として見る機会なんてなかったから、まだ恋とか愛とかじゃないけど。


「……ずっと人の恋にばっか目を向けてたから自分の恋なんて気づかなかったわ」

瑠架
「ずっと翠と苺と愛生気にしてるもんね」

恋する乙女たちは可愛いから。

陽菜見てると、聖七を見る目は完全に恋する乙女だったし。

瑠架
「いつまでも待つから、これからは自分のことにも目を向けなよ彩葉」

チュッ、と額にキスを落とされて身体を離された。

瑠架
「じゃー、おやすみ」

そう言う瑠架の頬はほんのり赤くて。