碧にも……何かを抱えてる過去があるんだろうな。

なんて思ってた時。


「あれ……?翠!?」

後ろを振り向くと、久しぶりの昴がいた。


「昴〜おはよ」


「そっか、今日からまた戻ってくるんだったね。愛莉も喜ぶよ」

それに……と私と夏希を見た昴。


「恋が結ばれたみたいでよかったよ。ほーら竜介、お前俺と行くよ〜」

竜介
「ちょっ、弟扱いすんな!」

竜を引っ張りながら私たちに笑顔を向けた。

昴……ほんと優しいな。