月下美人

え……な、なんで俺だけ!?

陽菜
「陽菜にとって聖七は、初めて向き合ってくれた人だから……外見とかじゃなく中身で見てくれた。真っ直ぐでバカな聖七が汚れると思ってできなかった」

ぎゅっと俺の手を握った陽菜。

だから……。


「だから……わがままばっか言って俺に嫌われるようにしたのか?」

こくん、と頷いた陽菜。


「はー……この、ドアホ!!なにやってんだ!」

つーか、俺陽菜の手のひらで転がされてたってことなのか!?

はぁ!?

……でも、まぁ。