陽菜
「日焼けしちゃうし、中行くね」

……んで、なにも言ってくんねーんだよ。

いつだって、俺になんも言わないで……。

屋上からいなくなった陽菜を追いたくて俺も立ち上がった。


「俺も中行く!!」

「いってら〜」

屋上を出て少し歩くと、陽菜が男たちに絡まれてた。

「なー俺らと抜けない?学校」

「そーそー」

陽菜
「ふん、抜ける気なんてないし。てか、汚い手で触んないで!」

陽菜がそう言うと、

「はぁっ!?こいつっ」