それからカフェに移動して、私はカフェラテ、琴莉さんはミルクティーを。

向かい合って座ってる状態。

琴莉
「夏希はね〜とにかく優秀でなんでもこなす子だったの。ほんっと子供らしくなくて」

夏希って、優秀なんだ……!

琴莉
「だけど人の心を持たない一面もあって、恋を知らない子だったの。俺は俺のやるべきことをやりますから婚約者は勝手に決めてくださいって」

わ、わぁお……。

夏希、ほんとに無関心だったんだ……。

琴莉
「それでもやっぱり女の子を毛嫌いしていたのよね。そんなとき……あの子から、初めてお願いされたの」


「お願い……ですか?」