琴莉
「そういえば……翠ちゃんのリップすごく似合ってるわね。なに使ってるの?」

カバンの化粧ポーチから夏希からもらったリップを出した。


「これ、夏希からもらったお気に入りのリップなんです」

琴莉
「まぁっ、あの子が?可愛いことするのね」


「えへへ……宝物なんですっ」

大事なものだから。

琴莉
「ふふっ、翠ちゃんは本当に夏希のことが大好きなのね」


「っ、顔に出てますか……?」

もちろん、と頷いた琴莉さん。

うわっ、恥っず私……。