月下美人

な……なんじゃここ……!

バイクを停めて降りると、中から人が出てきた。

執事の服……?

「夏希様、お帰りなさいませ」

私をチラッと見た執事さん。

うっ、なんかかしこまってしまう。

「そちらの方が……来栖翠様ですか?」


「さ、様!?私なんかに様をつけないでくださいっ」

ぶんぶんっと横に振ると、隣から笑い声が聞こえた。

夏希
「慌てすぎだろ」


「だ、だって……」

夏希
「立ち話もあれだし、部屋に行こう。杉野」