「えっと、この人の友達で、私の友達!ごめんねっ、用があるからまたね!!」

私はそう言って夏希のバイクに乗り、学校を後にした。

ったくもう……。


「夏希!校門に来ないでって言ったじゃん!」

夏希
「さー?しーらね」

てゆーか、


「ねぇ、どこに向かってるの?」

夏希
「今さら気づいたのか……俺の家。本当の」

………え?

夏希の、本当の……家?

よくわからずにいると、しばらくして豪邸のような所に着いた。