こくんっと頷いた。


「嫌だったら、全然いいけど……でも、まだ一緒にいたい」

夏希
「……わかった」

バイクから降りて、鍵をかけた夏希。

……え、ほんとにいいの?

夏希
「ほら、翠の部屋に行くよ」


「あ、う、うん」

私の家に入れて夏希をソファに座らせた。

夏希
「一人暮らし?」


「……うん」

夏希にはコーヒー、私はお茶を出して隣に座った。