……夏希の、親に?

それはつまり、九条財閥の社長さんと会うというわけであって……。


「っ、恐れ多い……」

夏希
「大丈夫、翠の存在は知ってるから」

え……そう、なの?

聖七
「……陽菜、とりあえず今日は送るからもう家に帰った方がいい 」

陽菜を立ち上がらせた聖七。

陽菜
「うん……」


「陽菜、またね」

陽菜に手を振ると、

陽菜
「……うん、また。……ごめんね」