ドサッとその場に座り込んだ。

彩葉
「そんなやり方で手に入れたものは所詮その程度。逃げてくなんて当たり前じゃん」

っ……。

間違ってること……ほんとは知ってた。

でもそれを、認めたくなくて……。


「水瀬陽菜、親がいないならいまどうやって暮らしてんの……?お金あるみたいだけど」

もう……この際だし話そうかな。

陽菜
「売春とか、パパ活……じゃないと大金もらえないし、1回抱かれれば50万もらえる。じゃないと……稼げなくて」

高校生で一人暮らしなんて無理あるけど、その稼ぎ方ならなんとかできるし。

陽菜
「周りにこんなの知られたら、離れてくと思ったから気づいたら嘘ばっかついてた……」