月下美人

大河の腕を触ると、振り払われた水瀬陽菜。

大河……ショックだろうな。

大河
「触んなよ……信じてた俺が馬鹿だった。本当にごめん、翠……」


「謝って許される問題じゃねぇけど、ほんとにマジでごめん……っ!」

と、土下座したふたり。

みんなの顔を見渡せば、もう水瀬陽菜の洗脳は解けてて。


「……夏希たちを解放して。話はそれから」

鍵を持ってた雅が、檻を開けた。

その瞬間。

夏希
「っ翠!」

ぎゅうぅぅっ、と夏希に抱き締められた。