月下美人

放課後、俺は竜介と聖七を連れて隣街の女子校に向かった。

他のペアは、同じ隣街の他の学校に。

竜介
「今度こそいてくれるかな……」

聖七
「っそう願うしかねぇだろ!」

近道をするため路地裏を通った。

あと少しで……っ、翠に会えるかもしれない。

大河
「あ、竜介いた!」

走る俺らの目の前に来た男。

竜介
「っ大河!」

大河?……あ、氷室大河か。

たしか、副総長だっけ。

大河
「翠がいたんだ!こっち!案内する!!」